多汗症は阻止できる|コンプレックスも阻止しよう

汗がとまらないと思ったら

笑う女性

多汗症は、何らかの原因で多く汗をかくようになる病気です。単なる汗っかきとは違い、衣服がぐっしょりとなったり、ふいてもふいてもとまらないほどの量がでたりと汗のかきかたが異常なのが特徴です。多汗症はそれ自体が健康に悪影響を及ぼすわけではありませんが、衣服が濡れてしまうことによる仕事やプライベートへの影響や、においへの懸念による精神的なストレスなど日常生活に支障をきたすことも多い病気です。そのため、対症療法ですますのではなく、きちんと医師の診察をうけ原因を明らかにして治療するのがおすすめです。原因を明らかにすることが治療への第一歩ですが、原因には様々なものがあります。肥満、食生活、ストレス、喫煙、更年期障害、バセドウ病、ホルモンの乱れ、自律神経の乱れ、糖尿病、体質などが代表的なものです。喫煙や更年期障害、バセドウ病など生活習慣を変えることや病気を治療することで改善するものもありますが、体質やストレスなどは容易に改善しないため、根気よく治療することが重要です。

多汗症の治療にはいくつか種類があります。一つ目が薬物療法です。効果が高いのは抗コリン薬という薬です。効果が高いのでよく用いられますが、全身の汗が出にくくなるというデメリットもあります。漢方も比較的よく使われ、効き目が穏やかな代わりに副作用も少ないという特徴があります。また、塗り薬も一時的な効果は高いため、よく使われます。塗り薬は根本治療ではなく一時的な症状を抑えるのに有効です。二つ目が手術という方法です。手術にもいくつか種類があり、それぞれ一長一短あります。多汗症の原因であるアポクリン腺を破壊するという方法や、交感神経を切断するという方法があります。いずれも半永久的な効果がありますが、代償作用もあるということを把握して選ぶ必要があります。ボトックス注射という方法もあります。短期的には有効ですが、半年ほどで効果はなくなるので継続して治療しなければなりません。ストレスや自律神経の乱れなどが原因の場合、カウンセリングも有効です。いずれにせよ、原因をある程度推測することが効果的な治療にはかかせません。治療方法を選択するときは、メリットや注意点を十分に納得をした上で選択しましょう。